2007年10月12日金曜日

奈良の少年調書漏えい、著者は立件見送りへ

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奈良の少年調書漏えい、著者は立件見送りへ


 奈良県田原本町の医師(48)方で起きた放火殺人事件を巡り、長男(17)の供述調書を引用した単行本が出版された秘密漏示事件で、検察当局は、長男を精神鑑定した医師(49)を秘密漏示罪で在宅起訴し、著者でジャーナリストの草薙厚子さんについては立件を見送る方針を固め、近く最終的な協議を行う模様だ。

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 週明けにも処分するとみられる。

 調べでは、鑑定医は昨年8月、奈良家裁に選任され、その後、家裁から渡された鑑定用資料を草薙さんに漏えいした疑いがもたれている。

 奈良地検は、鑑定医が職務上知り得た事実を不当に漏らし、草薙さんが本を出版したことで、非公開の供述調書などが公になったとして、草薙さんについても「身分なき共犯」にあたる疑いがあるとして、捜査を進めてきた。

 鑑定医は地検の事情聴取に「草薙さんからメールや電話で何度も頼まれたので、鑑定資料を見せた」と漏えいについては認めた。しかし、「あんな形で出版されるとは思わなかった」とも供述した。地検は、上級庁との協議の結果、鑑定医が秘密を漏らしたことと草薙さんが本を出版したことを、一連の秘密漏示行為とみるのは難しいと判断した模様だ。

 草薙さんは地検の聴取に「ある人物から捜査資料の開示を受けて、その一部をカメラで撮影した」と説明し、取材源は明らかにしていないとしている。

 2人の共通の知人で、自宅などの捜索を受けた大学教授も、事件に直接かかわっていないとみられる。

(2007年10月11日12時35分  読売新聞)

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